当院の健康診断の特徴
健診をオーダーメイド、必要な項目だけでお得に健康管理
健康診断は、1回だけでなく、継続的に受けることでご自身のお身体の状態や変化を知るのに役立ちます。
気軽に、継続的に受けていただけるよう、費用はできる限り抑えました。
健診結果は最短2日以降で
お渡し可能
早く結果を知って安心したい・適切に対応したいという方、入職日が迫っており結果の提出を急いでいるという方のために、結果は最短でお渡しできるよう努めています。お急ぎの方で当日に結果を希望の方は、+3000円にて対応させて頂きますので、受付でお声掛けください。
検査後のフォロー体制も万全
精密検査や治療が必要になった時には、「この後どうすればいいか」をしっかりとご案内し、患者様の健康と安心をお守りします。また、数値を改善するために必要な生活習慣の指導もいたします。
当院で実施可能な健康診断
雇用時健康診断・定期健康診断
雇用時健康診断
企業様による、従業員の方への年1回の実施が義務付けられている健康診断です。
定期健康診断
業様による、新しく雇い入れる従業員の方への実施が義務付けられている健康診断です。
検査項目 | 料金(税込) |
---|---|
問診・診察 | 2,000円 |
身体測定(身長・体重・腹囲・BMI・視力・聴力・血圧) | 1,000円 |
尿検査 | 500円 |
胸部レントゲン検査 | 2,500円 |
血液検査 |
4,500円 |
心電図検査 | 1,500円 |
オプション検査
検査項目 | 料金(税込) |
---|---|
胃カメラ検査 | 15,000円~ |
大腸カメラ検査 (施術内容で料金変動します) |
20,000円~ |
超音波検査 | 5,500円 |
胸部レントゲン検査 | 2,500円 |
便培養 |
3,500円 |
便潜血 | 1,000円 |
特定健康診査
生活習慣病の大きなリスクとなる「メタボリックシンドローム」に着目した健診です。糖尿病や高血圧といった生活習慣病の発症・重症化の予防を目的とします。
対象者 | 大阪市国民健康保険にご加入されている40歳以上の方(翌年の3月末までに40歳になる方を含む) |
---|---|
費用 | 無料 |
検査項目 | 問診・身体計測・診察・血圧測定・血液検査・尿検査(医師が必要と認めた場合には貧血検査・心電図検査・眼底検査も実施) |
各種検診
胃がん検診内視鏡
口または鼻から内視鏡を挿入する胃カメラ検査により、胃がんの早期発見を目指します。
※2年に1回
対象者 | 大阪市民の50歳以上(年度末までに50歳になる方も含む) |
---|---|
対象外 | 胃全摘術後の方、抗血栓薬(血をサラサラにする薬)を内服中の方、妊娠中の方、入院中の方 |
費用 | 1,500円 |
大腸がん検診
便潜血検査(検便・2日法)によって、便中に含まれる血液の有無を判定します。
対象者 | 大阪市民の40歳以上の方(年度末までに40歳になる方も含む) |
---|---|
費用 | 300円 |
肝炎ウイルス検査
肝がんの原因の多くを占めるB型肝炎、C型肝炎についてのウイルス検査です。
対象者 |
以下の3点すべてに該当する方
|
---|---|
費用 | 無料 |
健康診断で異常があった方へ
健康診断は、生活習慣病などの病気を早期発見し、早期治療へとつなげるために実施されます。そのため、数値の異常によって要経過観察・要再検査、要精密検査、要治療といった判定がなされた場合には、必ずその指示に従いましょう。
「来年は頑張ろう」と思い実行することは大切ですが、だからといって精密検査や治療を受けなくてよいわけではありません。その時点で異常があったわけですから、その時点できちんと根拠のある対応・治療を行わなければならないのです。1年間放置してしまい、病気が悪化する・より大がかりな治療が必要になるといったことのないように、健康診断の結果を正しく役立ててくださいますよう、お願いします。
健康診断の結果の見方
健康診断の結果は、主に以下のように判定されます。
正しく理解し、適切な対応をとりましょう。
異常なし
正常な範囲内ですので、特に検査・治療は必要ありません。
引き続き、生活習慣に気をつけていきましょう。
要経過観察・要再検査
正常な範囲外であったため、定期的な検査を受ける必要があります。
早急な治療が必要な状態ではありませんが、生活習慣を改善し、数値を正常の範囲内に戻す努力が必要です。
当院では、お一人おひとりに合った生活習慣の指導を行っております。
要精密検査
何らかの病気について、精密検査を受ける必要があります。
あくまで疑いがあるという段階ですが、適切な診断と治療を受けるため、また安心して毎日の生活を送るため、必ず精密検査を受けましょう。
当院でできる精密検査であれば当院で実施し、そうでない場合には病院等と連携して、精密検査を受けていただきます。
要治療
早急に治療を開始する必要があります。様子を見るといったことはせず、すぐに専門医に相談しましょう。
健康診断で指摘されることが
多い項目
血圧が高い
いわゆる「高血圧」という状態です。
血管の壁に強い圧力がかかっているため、動脈硬化を進行させます。そして動脈硬化が進行すると、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まります。
ご家庭で測定する「家庭血圧」が135/85 mmHg以上、診察室で測定する「診察血圧」が140/90 mmHg以上である状態が続く場合には、高血圧症と診断されます。
当院では、最新のガイドラインに沿って、ひとりひとりの病態にあわせた投薬治療と食事指導を行います。
HbA1c・血糖値が高い
過去1~2カ月の平均の血糖値を反映した「HbA1c」、または測定日の血糖値が高いという場合には、糖尿病が疑われます。糖尿病も高血圧と同様、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。
また神経障害・網膜症・腎症といった合併症(糖尿病の3大合併症)にも注意が必要です。QOLを低下させ、健康、時には命を脅かす糖尿病は、毎年の健康診断によって早期発見が可能です。
2型糖尿病の方は、食事・運動療法から開始します。当院では、なるべくインスリン製剤を使用しないよう、経口薬と週1回の注射薬などを使用しながら、治療を行っていきます。
1型糖尿病の方は、インスリン製剤を使用する事になりますが、血糖値が高すぎたり低くなりすぎることが多いため、ご自宅で血糖値の推移を確認いただき、審査時に定期的に用量調節が必要になります。
コレステロールが高い
LDLコレステロールや中性脂肪の値が高すぎる、もしくはHDL(善玉)コレステロールの値が低すぎる場合、脂質異常症と診断されます。
脂質異常症も、動脈硬化を進行させ、心筋梗塞や脳卒中のリスクを高めます。進行しても自覚症状はほとんど現れません。再検査や精密検査、治療が必要と判定された場合には、症状の有無に関係なく、必ずその指示に従ってください。
以前は、中性脂肪の数値が少し高いくらいであれば放置されていることも多かったですが、心臓疾患・脳血管疾患などの、突然死を引き起こす病気を防ぐためには、コレステロール・中性脂肪の両方の数値をコントロールする必要がある事がわかってきています。当院では、最新のガイドラインに沿った治療を提供し、首の血管のエコー検査にて、脳梗塞発症の兆候がないかを、定期的に確認します。
尿酸値が高い
プリン体が分解されてできる尿酸が血中に多く認められる状態です。
尿酸値が7.0mg/dlを超えた場合に、高尿酸血症と診断されます。この時点ではほぼ無症状ですが、尿酸が足の関節などで結晶化すると、炎症と激痛に見舞われます。これを「痛風(発作)」と言います。また尿酸値が高い状態を放置していると、動脈硬化の進行、腎障害、尿路結石などを招くことがあります。
普段よりたくさんの水分摂取を行うことが重要になりますが、食生活の改善・飲酒量の調整・病状にあわせた投薬治療など、早期に治療を開始し、痛風を防ぎましょう。
肝機能の数値に異常がある
ビリルビン、AST(GOT)、ALT(GPT)、γGTP、ALPといった項目において、数値に異常がある状態です。
肝機能の低下が疑われます。飲酒や肥満、感染、薬剤などが原因になっていることもありますが、胆石・総胆管結石・肝臓がん・胆管がん・自己免疫が原因の病気・肝炎ウイルスが原因の病気などもあり、外来や入院での治療が必要になることもあるため、異常を指摘された場合には必ずその指示に従ってください。
肝臓専門医である院長が、早急に原因精査と治療のご提案をさせて頂きます。
当院では、エコー検査が即日対応可能です(検査前6時間の絶食をお願いしております)。血液検査の結果も、一部の項目を除き、即日結果をご提供します。
尿潜血・尿蛋白
尿潜血は、尿の中に肉眼では確認できない量の血液が混じっている状態です。尿潜血の原因として、尿管結石、腎炎、腎臓・尿管の悪性腫瘍などが疑われます。
尿蛋白は、本来腎臓で排出されるタンパク質が尿の中に含まれてしまう状態です。長年放置すると、最悪の場合、人工透析が必要になってしまう可能性があります。
尿蛋白の原因として、生活習慣病(高血圧・糖尿病・肥満)、免疫や遺伝の病気、起立性タンパク尿(腎臓には異常なし)などが疑われます。
尿潜血や尿蛋白の数値異常が続いている方は、重篤な病気の可能性もありますので、一度当院へご相談ください。
。
貧血
もっとも多いのが、鉄欠乏性貧血です。特に女性の場合、10~20%の方に鉄欠乏性貧血が見られます。
ただ、消化管からの出血、細菌感染、骨髄・腎臓の病気を原因として貧血になることもあるため、「女性だから」「ちょうどダイエットをしてたから」といった理由で再検査・精密検査を受けないということのないよう、ご注意ください。また鉄欠乏性貧血であっても、治療は必要です。
鉄剤を飲むことが治療になりますが、飲んだ後に気分が悪くなる・毎日続けて飲むことが難しいという方もいらっしゃいます。当院では、週1回の点滴を合計2~3回行うことで、約半年間の鉄剤を飲むことと同様の結果を得られる治療も提供しておりますので、一度ご相談ください。
また、鉄欠乏性貧血と指摘された方は、食べ物の通り道から継続して出血している可能性もありますので、一度胃カメラや大腸カメラなどの内視鏡検査を受けられることをお勧めします。
他にも、ビタミンや葉酸の欠乏・アルコール過剰摂取等による貧血もよくみられますので、詳しくは院長にご相談ください。